【レポート】第1戦:男子日本代表99-89ニュージーランド代表「リバウンドを競り合えたことが勝因」馬場雄大選手
AKATSUKI FIVE 男子日本代表の「バスケットボール日本代表国際試合 International Basketball Games 2019」は8月12日(月)、ニュージーランド代表を迎え、千葉ポートアリーナにて開幕。昨年6月29日、FIBAワールドカップ アジア予選において、がけっぷちの日本が強豪オーストラリアを79-78で破って金星を挙げ、そこから破竹の8連勝でFIBAワールドカップ2019出場を決めた原点です。世界の強豪との戦いが続くJAPAN MADNESSもFIBAランキング48位の日本が、同38位の上位国であるニュージーランドを相手に99-89で勝利し、幸先の良いスタートを切りました。
八村塁選手(ワシントンウィザーズ)が先制し、その後も得点を重ねていき18-2と最高の入り方をします。日本のシュートは50%を超え、高い確率で決まり、前半を49-43とリードしたまま前半を終えます。後半開始3分、八村選手が3つ目のファウルを犯し、ベンチに下がります。
しかし、もう一人のポイントゲッターであるニック・ファジーカス選手(川崎ブレイブサンダース)が今度はゴールを量産し、第3クォーターだけで13点を挙げ、79-68とリードを広げます。「みんなでボールをシェアしながら良いバスケができていました」と八村選手も納得する全員バスケで99-89と10点差をつけ、強豪ニュージーランドに一度もリードを許すことなく勝利を挙げました。
チーム総数で27本を記録したアシストに対し、「大きな収穫になりました」というフリオ・ラマスヘッドコーチ。チームメイトを生かしながら、いかにノーマークを作り、確率良くシュートを決めていくかを突き詰めており、その成果が見られました。
課題のリバウンドも35ー38と3本差で負けてはいますが、「競り合えたことが勝因につながりました」と馬場雄大選手(アルバルク東京)も日本が成長している点を強調します。最多リバウンドはファジーカス選手ですが、その数はたった7本。逆にチームリバウンドが5本あり、本日コートに立ったほとんどの選手がリバウンドを記録し、全員リバウンドを意識したことで課題克服に近づくことができました。
ニュージーランド戦は相手をスカウティングすることなく、ラマスヘッドコーチは「自分たちのバスケをして戦おう」と臨みました。八村選手は35点、ファジーカス選手は21点を挙げ、FIBAワールドカップ アジア予選同様に二人がポイントゲッターとして活躍。その後を追うのがBリーグチャンピオン、アルバルク東京の馬場雄大選手が12点、竹内譲次選手も10点と続き、積極的にゴールへアタックしています。全員でつかんだ勝利に対し、八村選手は「これからも試合は続きますが、今後へ向けても最高の出だしになりました」とJAPAN MADNESSからFIBA ワールドカップまで続く世界との真剣勝負が今後も楽しみです。
次戦は8月14日(水)に同じくニュージーランド代表と対戦します。なお、第2戦はAKATSUKI FIVE plus+ 会員限定となり、チケットの販売はございません。この試合の模様は「フジテレビCS」「バスケットLIVE」「Yahoo! JAPAN」「スポーツナビ」にてそれぞれ生中継されます。ぜひ、テレビやネット配信にてAKATSUKI FIVE男子日本代表の試合をお楽しみください。
2020年東京オリンピックの会場となるさいたまスーパーアリーナではさらなる強豪を迎えて3戦が行われます。こちらは完売席もありますが、チケット好評発売中です。FIBAワールドカップの行方を占う前哨戦、ぜひ、会場でAKATSUKI FIVEへのご声援をお願いします。